歩行訓練開始

今日はいよいよリハビリとして義足をつける日。
リハビリ室にかならずある「あの」平行棒の中でいよいよ義足を装着
が、切断箇所が痛い。痛くて立つのがやっと。で、そのときが表ブログの写真。

装具屋がいうには痛みの出るタイプの義足ではないから痛いのはおかしい、ということでいろいろ原因の切り分け。
まず、断端が義足の採寸時より細くなっている(断端が痩せるという)ので、ソケット(足入れるところ)がゆるゆるになっている。断端はどうしても痩せていくのでそれを調整するため、アイスロスの上に分厚い靴下(通称Tソックス)を履く。それと、アイスロスの履き方次第で痛みがかなりかわるので、何度もアイスロスをはき直して調整。言葉で書くと簡単だが、満足に装着できるまで30分くらいかかるときもある。

次は、歩く前に、足を前に出したり後にもっていったりする地味きわまりない体重移動の練習をする。でも意外と難しい。腰を落として膝を曲げて着地して地面を蹴るという歩行の一連のシーケンスを意識しないとうまくいかない。足骨折すればわかるけど、二本足で歩行するってのは大変なことだ。

次は平行棒を両手で捕まりながら歩く。いかにもリハビリらしい光景。
両手を使って歩くのは結構すんなりできたので、今度は右手だけ平行棒に捕まって歩く。これもしばらくやってたらなれてきた。

で、「明日外泊するんでしょ」とのことで、腰に取っ手付き革ベルトつけられ、それをリハビリの人が後からつかまれ、逮捕された人状態で歩行。中島らもみたいに転んで死んだら大変だからね、訴訟とか。