手術前夜

手術の前の日には通常いろいろ検査があるはず・・・なのに医師からオーダーがでてないらしく、検査がなかった。麻酔は結局全身麻酔になった。そりゃそうだろう。

そういえば、外泊して家にいる間そうとうナーバスだったらしい。そりゃ、足が片方なくなるんだもの、未知の世界にいくわけだし、手術のこと考えるといろいろ面倒だしやはり嫌だ。
とりあえず足がなくなる前に最後の足の写真を撮って、気晴らしに散歩にでかける。

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上から見たところ 内側
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外側 かかと
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足の裏

つぎはぎだらけだけどここまで治してくれたN先生に感謝。そしてそのN先生が明日この足を切断するわけで、僕は複雑な思いだが、医者は結構目の前にある仕事にベストを尽くすだけ、とかいっていたので意外となにも考えてないかもしれない。

歴史あるこの病院の周りには1周800メートルの散歩道がある。昔サナトリウムだったので、敷地は森に囲まれていてやたらとひろく、森の中に養護学校看護学校がある。
その散歩道をあるきながら、前入院したとき車椅子でその散歩道を疾走していたものだな、と思い出にひたる。次に自分の足でここを一周できるのはいつ頃なんだろうか。
ここの病院では手術前夜に、よく眠れるようにと精神安定剤を渡される。消灯時間を過ぎたらもう水は飲めない。手術は、何度うけても面倒くさくて嫌なものだ。