ロメオーン

義足待ちですることもなくまったりとした生活送ってます。こんなにゆっくりできるのは定年まであんまりないんだろうね。

向かいのベッドに1週間くらい前からK君という男の子が入った。
I NEED Uがよく物まねする「知恵も遅れている重度身体障害者」な人だ。
年は40近いが、行動はどうみても10歳以下である。立ち上がって歩くことができない。言葉もア行・マ行・ラ行くらいしかしゃべれない。でも人の顔はわかるし、音楽もきく。電車が好きで鉄道のおもちゃで遊んだりもする。
ここのお母さんが毎日朝から晩まで病院にきて、いろいろ身の回りの世話をしている。

こういう人をみると、この子の人生っていったい何なのか、生きている意味あるのか、昔の自分ならそんなくだらないこと考えてたもんだ。うちの知事も人格があるんだかなんだかいってたし。(あれマスコミに歪曲されて伝えられたんだっけか)

でも、普段混んだ電車に乗ってしたくもない仕事してする意味もなさそうな残業して家に帰ると恋人への義務電話をして、休日はたまにはどっかつれていけといわれていわゆるデートスポットにいってみたり適当に浮気して適当にわかれてまた次の相手見つけたり。
そんなまさに歯車な人生送っているやつが、自立歩行や会話すらできない電車好きな30代の人生に意味があるかと憐れむのは、思い上がりもいいところなのかもしれない。

生後間もない赤ちゃんに障害が見つかった場合、親が治療を拒否したりして、「望まれない“生”」「親にとって“迷惑”な命」としてみられることもあるのだとか。ま、それぞれ事情はあるかもしれないけどさ。
で、もし自分にそういう子供が生まれても、ちゃんと育てるだろうなあ。生きようという意志をもってピュアに生きている姿みてて考えさせられました。K君かわいいしさ。

で、K君お母さんの尻もんでるんだけど笑