輸血拒否

今度入院してきたSさん、医学的な見地からいったら今すぐにでも輸血が必要なくらい貧血なのに、輸血拒否でそうです。
Sさんの息子(入院に必要な保証人)がなんかのアレにはいっているみたいで、輸血するなら私は保証人ができません、だそうです。Sさんも身寄りがないみたいで頼れるのは息子だけだから言いなりになってしまうみたい。

「餓死寸前の人にいくら政治やありがたい教えを説いてもその人を助うことはできない」となんかの本で読んだのを思い出したけど、僕は、医療とか教育とかにそういう私的なイデオロギーをもちだすことに対して非常に嫌悪感を覚えます。
人を助けるとか育てるのに、まず大事なのは専門家の適切な処置であり、宗教的な希望は二の次でしょう。輸血しないで死んだらどーするの。あんたはよくても死んだ方がさ。

ちなみに僕も「労働者の権利を守るため」看護婦の組合員から看護拒否されたことがあるそうです。

つか、今時の必要な成分だけ点滴するから見た目はただの点滴で、医者がこっそりやっても気づかれないくらいなんだけど・・・・ばれたら訴訟で負けるからね