初代 足の中の人

初代足の中の人の全景。

TSB式義足という義足。よく使われているPTB式義足に比べ、皮膚への負担が少なく、アクティビティが高い人に向いているらしい。

足にはシリコン製コンドーム(商品名:アイスロス・先端にドリル付き)をつけ、装着するので、脱着が面倒くさい。それと、シリコンなので汗などいっさい通さないため夏場つらいのが難点。

アイスロスは裂けることもあるらしい。一本6万円也。
右上のwindows XPのシールは不吉なため後で撤去した

初代中の人のお顔です。

こんにちわ。

名前はまだないので、名付け親になってくれてもよろしくてよ?

義肢装具士から「ずいぶん反社会的なの貼ってるね」といわれたので、「ディズニーランドのカリブの海賊のおみやげ屋で買ったんですよ」といったら納得してもらえました。

この部分、カバーを装着してしまうと外から見えなくなるので文字通り「中の人」になります。


ちょっとナニな形のものが見える初代のソケットの中。

ソケットというのは断端を支える箇所。
これがぴったりあうと快適に歩けるわけだが、筋肉が萎縮してだんだんと足が細くなっていくので、大抵はぴったりと合わない。
そうすると
どっか当たって痛かったり歩きづらかったり、義足を必要とする人にとって一番気になる箇所。初代も制作時にくらべるとだいぶ断端が細くなっているので、現在では靴下みたいなものをシリコン製コンドームの上にかぶせてなんとかあうようにしている。



中に見える銀色の穴の中に一番下の写真のドリルをぶち込むと、かちっと固定され、足を上げても義足は下に落っこちないようになる。

ちなみにこのソケットさえしっかりできていれば、フック船長みたいな棒の足でも歩くことができるようだ



ちなみに黒いナニな形の部分はシリコンでできている。


足首から先は足部と呼ばれる。いろんな種類があり、初代のは一番ベーシックなSACH足(さっちそく)と呼ばれる足。

足部の中にはサスペンションみたいなのがついてたり、踵の高さ調整機能(靴はいてるときとはいてないときのギャップを解消できて便利)がついていたりターンテーブルがついていて足首が180度回るようになっているのもある。

ちなみに爪の部分に特に塗装がしてあるわけでないのでマニキュアでも塗ろうかと考えたが、一瞬にして却下。

ちなみに、義足をはずすときは左下の白いスイッチを押す。

あんまりみることのない義足の足の裏。

みる機会と土踏まずがないというだけで他にどうというわけではない。

下の方にあいてる穴はねじ穴。
既出の写真だけど、これがアイスロスを装着したところ。

先端のドリルをソケットの中の黒いナニの根本にある銀色の穴にぶち込んで装着。

実際文章で書くほどスムーズにはいかない。